The Amazon Linux AMI 2012.09が利用可能になりました。
昨年9月に Amazon Linux AMI から"パブリックベータ"のタグをはずした後、EC2をご利用の皆様が他のAWSが提供するサービスとうまく統合できるように、安定していて、セキュアでシンプルなLinuxベースのAMIを提供することにフォーカスし、6ヶ月のリリースサイクルを継続しています。
いくつかの議論する価値のある新しい機能だけでなく、Amazon Linux AMI リポジトリ内のパッケージやコマンドラインツールのアップデートも含んでいます。以下が新しくなった点です。
- Kernel 3.2.30: カーネルをversion 3.2.30にアップグレードいたしました。2012.03のAMIで導入した3.2.xカーネルシリーズに続くものです。
- Apache 2.4 & PHP 5.4: このリリースではApacheとPHPの複数のバージョンをサポートします。これらは特定の組み合わせで一緒に動作するよう設計されています。最初の組み合わせはApache 2.2とPHP 5.3で、デフォルトの組み合わせになります。この組み合わせはyum install httpd phpでインストールされます。 お客様の要望に基づいて、Apache 2.4とPHP 5.4の組み合わせもサポートいたします。これらのパッケージはyum install httpd24 php54を実行することでインストール可能です。
- OpenJDK 7: AMI上にOpenJDK 1.6 はまだデフォルトでインストールされていますが、OpenJDK 1.7がパッケージリポジトリに含まれており、インストールすることができます。 yum install java-1.7.0-openjdkを実行することによりイントールできます。
- R 2.15: こちらもリクエストに答える形で、Amazon Linux AMIにR 言語を追加しました。 これにより統計分析のニーズにお応えできるようになりました! シンプルにyum install Rを実行すれば利用可能になります。
- 複数のインターフェース & IPアドレス: インスタンスが稼動している間にアタッチされた追加のネットワークインターフェースは自動的に設定されるようになりました。セカンダリIPアドレスはDHCPリース更新時にリフレッシュされ、関連するルーティングルールが更新されます。
- 複数バージョンのGCC: パッケージリポジトリで利用可能なデフォルトのGCCのバージョンはGCC4.6です。これは2012.03のAMIからの変更です。 2012.03のAMIではデフォルトはGCC4.4でオプションパッケージとして4.6が入っていました。 さらにGCC4.7もリポジトリで利用可能です。 yum install gccを実行するとGCC4.6がインストールされます。 他のバージョンをインストールしたい場合は、それぞれ yum install gcc44もしくはyum install gcc47を実行してください。
Amazon Linux AMI 2012.09は全てのリージョンで利用可能です。Amazon Linux AMIの2012.03、2011.09、2011.02のバージョンをお使いの方はyumを使って簡単にアップグレードすることができます。
Amazon Linux AMIはローリングリリースです。継続的な更新を行えるよう設計されており、あるバージョンから次のバージョンのAmazon Linux AMIに乗り換えることが可能です。 言い換えるとAmazon Linux AMIはAWSがビルドしリポジトリに追加した最新のパッケージを提供するリポジトリと更新の仕組みをもったある時点のスナップショットと考えることができます。 もしAmazon Linux AMI インスタンスを特定のバージョンに固定したい場合、その手順については、Amazon Linux AMI FAQをご覧ください。
Amazon Linux AMIに関してヘルプが必要な場合はいつでも、躊躇せずにEC2 forumに投稿してみてください。AWSチームの誰かがアシストいたします。
PS - Amazon Linux AMIの構築を手伝ってくれる仲間を探しています! 現在、積極的にLinux Systems Engineer、Linux Software Development Engineer、Linux Kernel Engineerを募集しています。