新たに4つのEC2インスタンスタイプが、「EBS最適化」インスタンスとして起動できるようになりました。起動の際、「EBS最適化」オプションを選択することで、EC2インスタンスとEBS (Elastic Block Store)ボリュームの間に専用スループットを要求することができます。
インスタンスタイプ | 専用スループット |
m1.large | 500 Mbps |
m1.xlarge | 1000 Mbps |
m2.2xlarge (new) | 500 Mbps |
m2.4xlarge | 1000 Mbps |
m3.xlarge (new) | 500 Mbps |
m3.2xlarge (new) | 1000 Mbps |
c1.xlarge (new) | 1000 Mbps |
「EBS最適化」オプションを指定し、専用のネットワークスループットを得ることで、ボリュームのパフォーマンスがより予測可能になり、より安定させることができます。このオプションはスタンダードボリューム、プロビジョンド IOPSボリュームのどちらとでも、必要に応じて一緒にご利用いただけます。
この変更により、AWS駆動のアプリケーションのデザイン、構築の柔軟性がより高くなります。 例えば、参照用で低容量のログファイルのためにスタンダードボリュームを使い、データベースのようなI/Oが集中する負荷が厳しいボリュームにプロビジョンドIOPSボリュームを使うといった具合です。
2つのボリュームタイプの料金モデルについても改めて紹介いたしましょう。 スタンダードボリュームを使う場合、I/Oリクエスト当たりでわずかな料金(東京リージョンの場合、100万リクエストで$0.12)がかかります。 一方プロビジョンドIOPSを使う場合、個々のリクエストに対して料金はかかりません。そのかわり、ボリュームにプロビジョニングされたIOPSの値に基いた月額費用(東京リージョンの場合、1IOPSあたり月額$0.1)がかかります。 料金とパフォーマンスのトレードオフを調査し、アプリケーションに最も適したものを見つけるためにAWS Simple Monthly Calculatorを使うことができます。
「EBS最適化」オプションは米国東部(北バージニア)、米国西部(北カリフォルニア)、米国西部(オレゴン)、ヨーロッパ(アイルランド)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)、アジアパシフィック(東京)、南米(サンパウロ)リージョンでご利用いただきます。