Amazon Relational Database Service (RDS)がMySQL 5.6のサポートを開始いたしました!
デプロイ容易さ、自動で障害を検出しフェイルオーバーする可用性の高さ、リードレプリカ、数クリックでスケールできる手軽さ、自動バックアップにポイント・イン・タイムリカバリに自動のソフトウェアアップグレードにパッチ当てなど、すでにRDSをお使いのお客様は、Amazon RDS for MySQLの様々なメリットをご存知かと思います。
MySQL 5.6の新機能
本日の発表で、RDSでもMySQL 5.6の数々の強力な新機能をご利用いただけます! ここではそのいくつかを紹介いたします。
- クラッシュセーフなリードレプリカ - MySQL 5.6はbinlogとマスターデータベースインスタンス上のテーブルにトランザクショナルに一貫したデータ作成することにより、RDSのリードレプリカの信頼性を改良します。 これにより、プライマリのデータベースインスタンスがクラッシュしたり、フェイルオーバーした場合(Multi-AZインスタンスの場合)も、リードレプリカは自動的にレプリケーションを復元することができるようになります。
- MemcachedとInnoDBの統合 - Memcached APIを使って、SQLを使わずに、InnoDBのデータをキーバリューストアとして使うことができます。 RDS for MySQLではDB Opstion Groupを使って、Memcachedを有効にすることができます。
- バイナリログアクセス - バイナリログを付属のmysqlbinlogツールを使って、ダウンロードしたりストリームすることができます。 この機能はオンプレミス環境とのデータの同期や、監査ログ、分析、レプリケーションエラーのデバッグといった様々な目的に使うことができます。この機能を利用するには、自動バックアップ機能を有効にする必要があります。
- オンラインでのスキーマ変更 - InnoDBのテーブルでは、複数、同時に、ALTER TABLE 操作を行い、同時にクエリが走っている状況でも、カラムやインデックスを追加することができます。
- フルテキストインデックス - (InnoDBテーブルでは、)フルテキストインデックスを作成できます。テキストベースのコンテンツを含むカラムに対して言葉やフレーズ単位での検索を高速化することができます。
今すぐ起動しましょう!
AWS Management Consoleから今すぐに、MySQL 5.6 のRDS インスタンスを起動することができます。

MySQL 5.5からのアップグレード
既存のデータベースインスタンスのMySQL 5.5からMySQL 5.6にアップグレードは現在サポートしておりません。
この機能は近日中に提供する予定です。
それまでの間、既存のデータベースインスタンスをMySQL 5.5からMySQL 5.6に移行したい場合は、mysqldumpを使って、既存のMySQL 5.5のデータベースのデータをエクスポートし、新しく作成したMySQL 5.6のデータベースインスタンスにインポートすることもできます。
さらに詳しい情報については、Amazon RDS ユーザーガイドのMySQLセクションをご覧ください。