Amazon Relational Database Service(Amazon RDS)は、クラウドでのリレーショナルデータベースのセットアップ、運用、およびスケーリングを容易に行えるようにするウェブサービスです。 本日より、RDSで第2世代の標準DBインスタンスファミリー(M3)をご利用いただけるようになりました。 インスタンスタイプはdb.m3.medium、db.m3.large、db.m3.xlarge、および db.m3.2xlargeをサポートします。これらのインスタンスは第1世代の標準インスタンス(M1)とCPUとメモリの割合が似ていますが、1コアあたりのコンピュートキャパシティは50%多くなっています。
より安価により高性能を
M3インスタンスの料金は同レベルのM1インスタンスと比べておよそ6%程度安くなっています。ですので、M3インスタンスを選択すれば、より高性能で一貫したコンピュートパワーをより安価に手に入れることができます。
db.m3.xlargeとdb.m3.2xlargeインスタンスは、専用のキャパシティーを提供し、プロビジョンドIOPSストレージの利用に最適化されています。 db.m3.2xlargeインスタンスを使うと、50%のReadと50%のWriteという構成のワークロードで、最大で、MySQLでは12,500 IOPS、OracleとPostgreSQLでは25,000 IPOSの性能を発揮することができます。 さらに詳しい情報については、RDSユーザーガイドのWorking With Provisioned IOPSの章をご参照ください。
簡単アップグレード
単純にインスタンスタイプを変更することにより、既存のRDS DBインスタンスをアップグレードすることができます。:

すぐに変更を適用したい場合は、変更の際、Apply Immediatelyをチェックしてください。 チェックしない場合は、次のメンテナンスウィンドウの際に変更が適用されます。 アップグレード中はRDSインスタンスにアクセスすることができなくなりますが、Multi-AZを有効にしておけば、この時間をだいたい2分以内に短くすることができます。これはフェイルオーバーが完了するのにかかる時間に相当します。
この新しいインスタンスは全てのAWSリージョンの全てのデータベースエンジンでご利用いただけます。
-- Jeff;
この記事はAWSシニアエバンジェリスト Jeff BarrのAmazon Web Services Blogの記事、 Amazon RDS - Support for Second Generation Standard Instancesを 堀内康弘 (Facebook, Twitter)が翻訳したものです。