AWS OpsWorksではあらゆる形式およびサイズのアプリケーションを簡単にデプロイすることが可能です。AWS OpsWorksを使うことで、リソースのプロビジョニング、EBSボリュームのセットアップ、構成管理、アプリケーションのデプロイ、監視、およびアクセスコントロールを含む完全なアプリケーションのライフサイクル統合管理が可能です。詳細については是非過去の投稿 【AWS発表】AWS OpsWorks - Chefを使って柔軟にクラウド内のアプリケーション管理ができる新サービスを発表 をご覧ください。
Amazon EC2 Container ServiceはDockerコンテナをサポートし、Amazon Elastic Compute Cloud (EC2)のマネージドクラスター上でアプリケーションを簡単に動作させることができる非常にスケーラブルなコンテナ管理サービスです。詳細は 【AWS発表】Amazon EC2 Container Service (ECS) - コンテナ管理のAWSサービス をご覧ください。
ECSおよびRHELのサポート
本日、OpsWorksではECS Containerインスタンスのサポートを追加しました。Ubuntu 14.04 LTS または Amazon Linux 2015.03 AMIを動作させるECS Containerインスタンスをプロビジョン、管理可能です。
また、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.1のサポートも追加しました。
両方の機能をより詳しく見てみましょう。
ECS Container インスタンスのサポート
新しいECS クラスターレイヤータイプを使うことで、簡単にECS Containerインスタンスをプロビジョン、構成することが可能です。シンプルにレイヤーを作成して、クラスター(既に作成済みである必要があります)の名前とインスタンスタイプを指定して、EBSボリュームを定義、アタッチすると、準備完了です。そのインスタンスはDocker, ECSエージェント、 OpsWOrksエージェントと共にプロビジョンされ、ECSクラスターレイヤーに関連づけられたECSクラスターと共に登録されます。
非常に簡単に開始できます。シンプルに新しいレイヤーを追加して、ECSクラスターレイヤータイプを選択します。
クラスターとプロファイルを選択します。
次のステップは、クラスターへインスタンスを追加することです。インスタンスごとに数回のクリックを行うだけです。
OpsWorksで通常使う場合と同様に、インスタンスは最初はstoppedステータスになっています、そしてStart All Instancesをクリックしてスタートさせることが可能です。(個別にインスタンスをスタートすることも可能です。)
インスタンスが起動すると、それらの上でChefレシピを実行可能です。またクラスター内のインスタンス上で、オペレーティングシステム(Linuxのみ)をインストール、およびパッケージアップデートすることが可能です。(詳細はAWS OpsWorksスタックコマンドの動作をご参照ください) 最後に、シンプルなJSONラッパー内にシェルコマンドを入れて、実行する方法を学ぶには OpsWorksを使って、運用タスクを実行するをご覧ください。
こちらの機能とそれ以外についての詳細は、OpsWorksユーザーガイドをご覧下さい。OpsWorksによってプロビジョンされるContainerインスタンス上のECSタスクを実行する方法については、ECS Getting Started Guideをご覧下さい。
RHEL 7.1のサポート
OpsWorksではRed Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.1をサポートします。今年OpsWorksのWindowsサポートをご案内した時と同様に、多くのAWSのお客様からこちらのOSをサポートするようご依頼を頂いていたので、こちらに報いることができて嬉しく思います。RHEL 7が動作するEC2インスタンスを起動して管理することが可能です。また、既存の、RHEL 7が動作するオンプレミスインスタンスを管理することも可能です。
いくつかの起動オプションがあります。新しいスタックを作成するときにデフォルトとしてRHEL 7を選択することが可能ですし、既存のスタック用にデフォルトとして設定することも可能です。さらにデフォルトは元のままにして、新しいインスタンスを起動するときにRHEL 7を選択することも可能です。こちらでは新しいスタックを作成するときにデフォルトとしてRHEL 7を選択する方法を紹介します。
既にご存じかと思いますが、EC2上で動作しない(オンプレミスの)インスタンスをごく少額の料金で管理することが可能です。OpsWorksによって提供される監視や管理ツールを使えるメリットを享受でき、一つのユ
ーザーインターフェースを使ってすべてのインスタンスを管理できます。こちらの手順は、新しいインスタンスを起動するのではなく、既存のインスタンスを登録することで、レイヤーにインスタンスを追加できるようになります。
ウィザードを使ったステップの最後に、OpsWorksエージェントをインストールする手順とOpsWorks上で登録する手順が表示されます。
上記コマンドを実行すると、エージェントをダウンロードして、必要なパッケージをインストールし、エージェントを開始します。エージェントは自分自身をOpsWorks上で登録し、コマンドラインで指定されたスタックの一部になります。その時点で、そのインスタンスはスタックの一部として登録されますが、レイヤーにはまだ割り当てられておらず、また特別な用途として構成はされておりません。OpsWorksのユーザー管理機能を使って、ユーザーを作成、パーミッションを管理、必要があればSSHアクセスを提供することが可能です。
エージェントをインストールすると、さらに1分間隔のCloudWatchメトリクスがセットアップされます。
インスタンスを設定し、それらが監視されていることを確認後、レイヤー にそれらを割り当てることが可能です。
今すぐ利用可能です。
これらの機能は今すぐ利用が可能で、本日からそれらを使い始めることが可能です。
- Jeff
PS - こちらの投稿にあたり私の同僚である Mark Rambowおよび Cyrus Amiri の協力に感謝を述べたいと思います。
本記事はAWS OpsWorks Update – Provision & Manage ECS Container Instances; Run RHEL 7を元に舟崎が翻訳しました。