Amazon CloudFrontは高速かつ低レイテンシーでユーザにコンテンツを配信することが可能です。
本日、Gzip圧縮機能を追加サポートしたことで、よりCloudFrontが使いやくすなります。任意のCloudFront Distributionでこの機能を有効にすることで、圧縮コンテンツに対応しているリクエストへは(一般的なブラウザは自動で行います)、テキストやバイナリコンテンツをエッジ側で圧縮しレスポンスを返すようになります。
これにより、ページのロードがより早くなり、コンテンツのダウンロードも高速に、そしてCloudFrontのデータ転送コストも削減することができるかもしれません。テキスト、スクリプトやイメージが混在する一般的なウェブページの場合、最大80%程度の削減が見込まれる場合があります。
本新機能を試してみました。下記が圧縮を行わない場合のデータ転送になります
そしてこちらが圧縮した場合になります:
ブラウザーのステータスバーからもご覧いただけるように、Gzip圧縮によりトータルのダウンロード容量を792KBから177KB(77%の削減)まで削減することができました。ダウンロード時間は846msから446ms(約50%)まで短縮しています。
Gzip圧縮の有効化
本機能の有効化は数分で行えます。CloudFrontのコンソールを開き、対象のDistributionを選択し、BehaviorオプションからCompress Objects AutomaticallyをYesにするだけです。
より詳細を知りたい場合は、Serving Compressed Filesをご確認ください。
すぐにご利用いただけます
本機能は本日からすぐに利用いただけます。圧縮機能に関しては追加費用はかからず、CloudFrontのデータ転送コストを削減することが可能になるかもしれません。(もちろん圧縮しない方が効率のよいものも存在します。)
— Jeff; (訳 北迫 本文はこちら)