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NASA and AWS - 火星探査機「Curiosity」が無事火星に着陸!

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日本時間2012年8月6日、NASAの火星探査機「Curiosity」が無事火星に着陸し、世界を沸かせました。「恐怖の7分間」と言われるほど非常に複雑な手順が必要とされる火星への着陸の瞬間をNASA TVでご覧になられた方も多くいたのではないでしょうか?

AWSは世界中の宇宙好きの皆様にこの映像をお届けするお手伝いができたことを誇りに思います。そして本日、AWSのセットアップに関する全ての情報を含んだ新しいNASAのサクセスストーリーを公開いたしました。

AWSは数年前から、現在そして将来に渡る数多くのNASAのミッションをサポートしてまいりました。初期の探査機、「Spirit」や「Opportunity」でのデータの収集と画像処理タスクはAmazon Simple Workflow Serviceによって連動されたシステムをAWS上で実行しています。(詳細についてはこちらのケーススタディをご覧ください。)

「Curiosity」の着陸のために、NASAは世界中の皆様にWebコンテンツとビデオストリーミングを配信するシステムを構築しました。このシステムはEC2S3SimpleDBRoute 53CloudFrontRelational Database ServiceSimple WorkflowCloudFormationElastic Load Balancingを含む多くのAWSサービスが使われています。

無事着陸した「Curiosity」の今後のミッションはAWSを使って、毎日送信する画像の解析を自動化し、加速することです。解析が加速することにより、良い意思決定ができるようになり、「Curiosity」が毎日行う探索の量を増やすことにつながります。

さらに詳しい情報については、新しいNASAのストーリーをお読みいただければと思います。

火星探査機「Curiosity」は立体カメラを搭載しています。完成した画像を生成するために、画像のペア(左と右)は視点を補うためにゆがませ、お互いをステレオマッチングし、ひとつに縫い合わせ、大きなパノラマに張りつけなければなりません。この複雑なワークフローはメッセージキューを基にしたシステムを使って表現するのは困難ですので、代わりに、Amazon Simple Workflow ServiceとAWS Flow Frameworkを使用してモデル化し、実装されています。 ケーススタディで説明したように、Simple Workflow ServiceはEC2インスタンスとJPLデータセンターにまたがり拡がるワーカータスクを連動させます。ワーカータスクはその場所に関わらず、ワークフローに参加することができます。

堀内康弘 (Facebook, Twitter)


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