Amazon DynamoDBのプロビジョニングされたスループットモデルを使って、ビジネスを成功に導くお客様が増えています。お客様の中には、数百万あるいは数十億のアイテムを保持し、秒間数十万のリード/ライトを扱うテーブルをプロビジョニングされているケースもございます。これらのケースでは、要件の変更に対処するためにオンザフライでプロビジョニングされたスループットを調節しており、プロビジョンニングしているスループットに対して料金を支払っています。
復習として、DynamoDBのプロビジョニングはread capacity units、write capacity unitsという用語で表現され、それぞれ1KBのサイズのアイテムを扱うことを前提とすると、1 read capacityで1秒あたり、強一貫性の読みとりであれば1つ、結果整合性の読みとりであれば2つのアイテムを読むことができます。また、1 write capacityで1秒あたり、1つのアイテムを書きこむことが可能です。
今までは、より大きな容量のリード/ライトを持った大きなテーブルにスケールアップすることにフォーカスをしてきましたが、今回、逆方向、つまりより小さいサイズにプロビジョニングされたテーブルを使えるような変更を行いました。今回の変更により、最小リード、ライトキャパシティは1になります。
Unit | Old Minimum | New Minimum |
Read Capacity | 5 / second | 1 / second |
Write Capacity | 5 / second |
1 / second |
この変更により、(コストとスループットの両方に関して)さらに小さなサイズからスタートすることができるようになりました。そして、アプリケーションが成長し、要求が大きくなるにしたがってDynamoDBをスケールアップしていくことができます。もしアプリケーションが数百のテーブルを使っているような場合にはかなりのコスト削減を実現することができるでしょう。
AWSの無料使用枠を使えば、アカウント取得から1年間、毎月100MBのDyanamoDBのストレージと5 read capacity units、5 write capacity unitsを無料でご利用いただけます。今回の発表により、無料使用枠内で、5つのテーブルを作成することができるようになります。これはDynamoDBのフォーラムでお客様から頻繁にリクエストをいただいていたものです。
DynamoDBのホームページにアクセスし、今日から使いはじめましょう! その際にはこちらの記事、Amazon DynamoDB ライブラリのご紹介。ORマッパーとモック実装など続々!も役に立つかもしれません。