本日 Amazon RDS for Oracle Database に新たに3つの機能が追加されより使いやすくなりました!
- Amazon RDS for Oracleを Amazon Virtual Private Cloud (VPC) 内で利用可能になりました。
- Oracle XML DB を使ってXMLドキュメントを保存、検索、操作できるようになりました。
- Oracle Application Express (APEX) を使って、素早くWebアプリケーションを構築できるようになりました。
私達が受け取った機能要望のリクエスト数から判断すると、これらはとても頻繁にいただくもので、非常によく使われることになりそうです。
Amazon RDS for Oracle in Amazon VPC
VPC内でOracle DatabaseのAmazon RDS DBインスタンスを稼働させることが出来るようになりました。VPCでは、お客様は仮想的なネットワークトポロジを定義して、要望どおりにネットワーク設定をカスタマイズする事が出来ます。VPCではサブネットやルーティング、アクセスコントロールリストなどを使うことが出来て、既存のデータセンターと同じようなネットワーク構成を作成できます。
Amazon RDS for OracleはOracleデータベースをクラウド上で非常に簡単に設定、管理、スケールさせることが出来ます。お客様はOracleデータベース環境を自動的な障害検出とリカバリ機能であるマルチAZデプロイメントを利用できるだけでなく、Oracle Enterprise Managerを利用した、データベースの運用管理も行うことが出来ます。
更に、お客様の変動するニーズに応える、Amazon RDS for Oracleの各種機能、例えばバックアップ管理、ソフトウェアパッチ適用、コンピュートとストレージの容易なスケール機能などはそのままご利用頂けます。
Oracle APEX
Oracle APEXはOracle databaseを使ったWeb開発を迅速に行うためのツールで、あまりプログラミング経験のない方でもWebブラウザを使ってリッチなWebアプリケーションの作成とデプロイを可能にします。ランタイム環境と開発環境の両方が今回Amazon RDS for Oracleで利用可能になっており、Option Groupを使う事で環境のスイッチが可能になります。
APEXを始めるには、Oracle DBインスタンスを作る必要があります(APEXレポジトリです)。また、エンジンのバージョンが11.2.0.2.v4(またはそれ以上)のOracleデータベースであれば、既存のDBインスタンスでも利用する事が可能です。XMLDB、APEX、APEX_DEVオプションはRDSのOption Groupsで適用します。
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APEX_PUBLIC_USERアカウントのパスワードは設定しておき、アンロックする必要があります。
また、お客様の既存環境またはAmazon EC2 インスタンス上にAPECリスナー(HTTPサーバ)をインストールして、稼働させておく必要があります。設定の途中で、RDSインスタンス上のリスナーを指定しておきます。
Oracle XMLDB
Oracle XML DBはネイティブなXMLストレージと検索機能を提供するOracleデータベースの機能です。Oracle XML DBはW3C XMLデータモデルをフルにサポートし、XMLの操作とクエリ実行に標準的なアクセス方法を提供します。Oracle XML DBを使うことで、リレーショナルデータベースの利点を活かしつつ、XMLの利点も享受することが出来ます。
加えて、Oracle Time Zoneサポートを追加しました。これによって、Oracleデータベースのタイムゾーンを変更する事が可能になります。TIMESTAMP WITH LOCAL TIMEZONE のタイムゾーンデータタイプを設定することで、複数のタイムゾーンに属するユーザの場合でも一貫したタイムスタンプ情報を保存する事が出来るようになります。
これら機能は、Amazon RDS for Oracleが利用可能な全てのリージョンで即座に利用可能で、追加コストは一切発生しません。ぜひご利用ください!