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【AWS発表】 Amazon RDS リードレプリカの新機能

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すでにAmazon RDSを使ったことがあるならば、アプリケーションのスケーラビリティおよびパフォーマンスを向上するためにリードレプリカを作成するのが非常に簡単であることを知っていることでしょう。

本日、この機能を拡張し、レプリカの作成時間を短縮し、スナップショットのパフォーマンスを向上させ、読み込みスループットをさらに高められるようになりました。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

並列レプリカ作成
複数のリードレプリカを同時に作成できるようになりました。(1つのマスターあたり最大5つまでの制限があります。) 次のレプリカの作成をスタートするために、実行中の作成処理が終わるのを待つ必要はもうありません。 この新機能により、複数のリードレプリカを作成、維持する際に、時間を節約し、運用負担を軽減できます。

スナップショットとポイントインタイムリカバリ
これまでもマスターデータベースインスタンス上では、データベースのスナップショットの作成、および、ポイントインタイムリカバリ操作を実行することができました。本日より、MySQL 5.6を実行している場合、同じ操作をリードレプリカ上でも実行できるようになりました。

2層のレプリカ
MySQL 5.6を実行している場合、2層のリードレプリカを作成できるようになりました。 この新機能を使って2つの異なるトポロジを作成することができます。1つ目は、第1層が1つのリードレプリカというトポロジです。このトポロジは次のように、プライマリインスタンスから第1層のレプリカへのレプリケーション負荷をシフトすることができます。

2つ目は、第1層が複数のレプリカで、第2層のレプリカは非常に高いレベルの読み込みトラフィックに備えるトポロジです。

第1層のレプリカは最大5つまで作成できます。第1層のレプリカはそれぞれ最大5つまで第2層のレプリカを作成できます。つまり、1つのマスターは最大30までのリードレプリカをサポートすることができます。

レプリカが存在しているアーキテクチャを構築している場合は、どのような場合でも、レプリケーション・ラグとして知られる現象を知っておく必要があります。各レプリカはマスターからログデータを取得し、それをローカルに適用する必要があります。レプリケーションのラグはAWS Management Consoleで(各レプリカ毎に)確認することができます。

レプリカでも、プロビジョンドIOPSを使うことができますし、マイクロDBからハイメモリクアドラプルエクストララージまでの、8つの異なるDBインスタンスタイプから選択することもできます。

いつものように、これらの機能は今すぐご利用いただけます!

堀内康弘 (Facebook, Twitter)

 


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