今日はたくさんのすばらしいニュースをお届けいたします!概要は次のとおりです。:
- M3インスタンスで2つの新しいサイズがご利用いただけるようになりました。
- 新しいM3インスタンスでいつくかの追加の機能がご利用可能になりました。
- S3ストレージの料金を最大22%値下げいたしました。
- EBSスタンダードボリュームストレージおよび、I/Oオペレーションの料金を最大50%値下げいたしました。
それでは詳しく見ていきましょう!
M3のインスタンスタイプに関するニュース
1年ほど前に、M3インスタンスタイプを発表いたしました。このインスタンスタイプはお客様およびパートナーの皆様にとって、非常に魅力的であることがわかりました。例えば、AWS Marketplaceで1クリックでデプロイ可能なaiScaler、Syncsort、Riak、NITRCのような非常に人気のある製品の多くが、M3インスタンス上で実行可能になっています。
M3インスタンスは第2世代の汎用EC2インスタンスタイプです。このタイプはコンピューティングリソース、メモリリソース、ネットワークリソースがバランスよく提供されるため、多くのアプリケーションに適しています。本日このM3インスタンスタイプに2つの新しいインスタンスサイズといくつかの新しい機能を追加し、より便利になりました。
新しいインスタンスサイズ
M3インスタンスにミディアムとラージを追加いたしました。フルラインナップは次のとおりです。:
インスタンス名 | vCPU数 | RAM | インスタンスストレージ (SSD) | 時間あたりの料金(東京リージョン) |
m3.medium | 1 | 3.75 GiB | 1 x 4 GB | $0.171 |
m3.large | 2 | 7 GiB | 1 x 32 GB | $0.342 |
m3.xlarge | 4 | 15 GiB | 2 x 40 GB | $0.684 |
m3.2xlarge | 8 | 30 GiB | 2 x 80 GB | $1.368 |
M3インスタンスは、高周波のIntel Xeon E5-2670 (Sandy Bridge または Ivy Bridge) プロセッサーを備えています。
M1インスタンスタイプと比較すると、M3インスタンスはより高いクロック周波数、大幅に改善されたメモリ性能、および、SSDベースのインスタンスストレージの全てを低価格で提供いたします。 現在M1インスタンスをご利用の場合、M3インスタンスにスイッチすることで、AWSのコストを下げつつ、より良い、一貫した性能をお客様に提供できるでしょう。 昨年末、M3インスタンスの値下げいたしました。これにより、M1インスタンスより、さらに費用対効果の高いインスタンスタイプとなりました。
SSDベースのストレージ
上記の表からわかるように、M3は高速なSSDベースのインスタンスストレージを持つようになりました。インスタンスの起動パラメーターにブロックデバイスのマッピングを指定することで、M3インスタンス用のインスタンスストレージを追加することができます。
Instance Store-Backed AMI
M3インスタンスは、もちろん、EBS-backed AMIからの起動をサポートいたします。今回さらに、instance store-backed AMI (以前はS3-backed AMIと呼ばれていました)の利用もサポートいたしました。これにより、新しいEBS-backedのフォーマットに変換されていない古いAMIについてもM3インスタンスを利用することができるようになります。 この2つのタイプのAMIについて、さらに詳しく知りたい場合は、EC2 Root Volumeのドキュメントをご覧ください。
新しいサイズおよび機能は全てのパブリックなAWSリージョンでご利用いただけます。AWS GovCloud (米国)ではまだご利用いただけませんが、オリジナルのM3インスタンスサイズ(m3.xlarge and m3.2xlarge)はすでにGovCloudでもご利用いただけます。
S3の値下げ
全てのリージョンのS3ストレージの料金を最大22%値下げいたしました。それに合わせて、低冗長化ストレージ (RRS)の料金も値下げしています。 東京リージョンのスタンダードストレージの新しい料金は次のとおりです。(さらに詳しい情報については、New S3 Pricingページをご覧ください。):
Tier | 旧料金 (/GB/Month) | 新料金 (/GB/Month) | 変更 |
0-1TB | $0.100 | $0.094 | -6% |
1-50TB | $0.085 | $0.084 | -1% |
50-500TB | $0.075 | $0.064 | -14.6% |
500-1000TB | $0.070 | $0.059 | -15.7% |
1000-5000TB | $0.065 | $0.055 | -15.3% |
5000TB+ | $0.060 | $0.047 | -21.6% |
新料金は、2014年2月1日から有効で、自動的に適用されます。
EBSの値下げ
Elastic Block Store (EBS)のスタンダードボリュームストレージおよびI/Oリクエストの料金を全てのリージョンで値下げいたしました。 値下げの割合は、リージョン毎に異なりますが、一部のリージョンでは、50%の値下げを行いました。 東京リージョンの新しい料金は次のとおりです。:
EBSスタンダードボリューム | 旧料金 | 新料金 | 変更 |
1か月にプロビジョニングされたストレージ1GBあたり | $0.12 | $0.085 | -29.1% |
/100 万 I/O リクエスト | $0.12 | $0.085 | -29.1% |
EBSの値下げについても2014年2月1日より有効になり、自動的に適用されます。さらに詳しい情報については、New EBS Pricingページをご覧ください。
-- Jeff;
この記事はAWSシニアエバンジェリスト Jeff BarrのAmazon Web Services Blogの記事、 AWS Update - New M3 Sizes & Features + Reduced EBS Prices + Reduced S3 Pricesを 堀内康弘 (Facebook, Twitter)が翻訳したものです。