Amazon RDS for Oracle Databaseを利用すると、Oracle Database のセットアップ、運用、拡張をクラウド内で容易に行うことができます。AWS Management Consoleを使って、数回のクリックでDBインスタンスを作成することができます。:

2013年の12月下旬に、Oracle Databaseのバージョン 11.2.0.3 のサポートを開始いたしました。その時点では少し多忙だったため、ブログを書く時間がありませんでした。
11.2.0.3のサポート開始に加えて、Oracle Databaseを実行しているDBインスタンスに使われるシステムタイムゾーンを変更することができるようになりました。
Oracle 11.2.0.3のサポート
Oracle Database 11.2.0.3を実行するDBインスタンスを起動できるようになりました。
既存のDBインスタンスを新しいバージョンにアップグレードすることもできます。もちろん、本番DBをいきなりアップグレードする前に、最新のスナップショットからテスト用のDBインスタンスを作成し、それをアップグレードしてから、受け入れテストを実行したいかもしれません。アップグレードプロセスは非常に簡単です。コンソールからDBインスタンスを選択し、Instance Actionsのメニューから、Modifyを選択するだけです。:

新しいエンジンのバージョン(11.2.0.3v1)を選択したら、Continueボタンをクリックし、アップグレードプロセスを開始します。:

Apply Immediatelyをチェックするとすぐにアップデートすることができます。チェックしなければ、DBインスタンスに設定されている次のメンテナンスウィンドウの際にアップグレードが実行されます。
タイムゾーンオプション
Time Zoneオプションを使って、Oracle Databaseを実行しているDBインスタンスのシステムタイムゾーンを変更できるようになりました。 このオプションはホストレベルでタイムズゾーンを変更するので、アプリケーションに対する影響を理解するために、テストを行いたいかもしれません。このオプションは、レガシーアプリケーションや既存のオンプレ環境との互換性を維持するために使うことができます。
タイムゾーンオプションは、オプショングループで指定する必要があります。一度設定を追加すると、その設定は永続化され、グループから削除することはできません。さらに、実行中のDBインスタンスから、はずすこともできなくなります。
タイムゾーンの仕組みについてさらに詳しいく知りたい方は、Amazon RDS User GuideのOracle Time Zoneセクションをご覧ください。
これらの新しい機能はすでにご利用可能ですので、すぐにお試しいただけます!
-- Jeff;
この記事はAWSシニアエバンジェリスト Jeff BarrのAmazon Web Services Blogの記事、 Amazon RDS for Oracle Database - New Database Version & Time Zone Optionを 堀内康弘 (Facebook, Twitter)が翻訳したものです。