Amazon Simple Workflow Service (Amazon SWF)はタスクを調整し、クラウドベースのアプリケーションの状態を管理します。 Amazon SWF を使用すると、複雑なグルーコードを書いたり、独自のステートマシンを実装する必要がなくなり、ビジネスロジックやアプリケーションに集中することができます。 AWSをご利用のお客様の多くのユースケースの中には、SWFを使って、複雑なビデオエンコーディングのパイプラインを管理したり、オンプレミスからクラウドにアプリケーションとビジネスプロセスを移行したり、自動化されたプロセスと人力のデータ検証を組み合わせたアプリケーションを管理したりするものがあります。
本日、SWFに重要な機能を追加いたしました。SWFは多種多様なワークフローおよびアクティビティメトリックをAmazon CloudWatchに収集およびパブリッシュするようになりました。 これらのメトリックを使って、進捗を監視したり、アクティビティが期待した割合で完了していない場合にアラームを生成したり、ワークフローおよびアクティビティの数が時間とともに変化するような環境に対応するためにAuto Scalingを使用したりすることができるようになります。
時間とカウント、アクティビティとワークフロー
新しいメトリックのいくつかは、経過時間をレポートします。例えば、DecisionTaskStartToCloseTimeメトリックは、デシジョンタスクが実行開始してから完了するまでにかかった時間を報告します。数をカウントするメトリックもあります。たぶんご想像のとおり、WorkflowsCompletedメトリックは完了したワークフローの数を報告します。
ワーカータスクをEC2インスタンスのAuto Scalingでホストしている場合、StartToCloseTimeとScheduleToCloseTimeメトリックを使って、スケールアップおよびスケールダウン操作を開始することができます。
メトリックは、SWFのワークフローとアクティビティ用にパブリッシュされます。ワークフローメトリックは、アクティビティメトリックと同様、時間とカウントの両方を報告します。
メトリックはAWS Management ConsoleのCloudWatchのセクションでご覧いただけます。 いくつかのサンプルワークフローのメトリックは次のとおりです。:

そして、こちらはアクティビティメトリックのサンプルになります。:

詳細
これらの新しいメトリックについてのさらに詳しい情報については、最新版のAmazon SWF Developer Guideをご参照ください。:
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この記事はAWSシニアエバンジェリスト Jeff BarrのAmazon Web Services Blogの記事、 New CloudWatch Metrics for Amazon Simple Workflowを 堀内康弘 (Facebook, Twitter)が翻訳したものです。