Amazon Relational Database Service (RDS)は、PostgreSQL, MySQL, SQL Server, Oracle Databaseといったリレーショナルデータベースのクラウドでのセットアップ、運用、およびスケーリングを容易に行えるようにします。
本日、RDSでのPostgreSQL 9.4.1サポートを開始しました。他の様々な機能とともに、このバージョンではJSONデータをjsonbとして知られる効率よく、分解されたバイナリ形式で格納できる機能が追加されました。この形式で格納されたデータは、大幅に高速化された処理が可能になり、インデックスも利用できます。jsonbは、余分な空白や原文となるJSONオブジェクト内のキーの順序を保持しません。より多くの情報が必要な場合はPostgreSQL ドキュメントのJSON Typesを確認してください。
RDSコンソール、RDS APIやAWS Command Line Interface (CLI)より、本バージョンのPostgreSQLが稼働するRDSデータベースインスタンスを起動できます。以下に、コンソールからの方法を示しました。
新たにサポートされたjsonbデータは、どういった値が入るか予期できる静的なフィールドと前もって完全な予測や把握ができない動的な値(おそらく外部のアプリケーションやデバイスからくるもの)の組み合わせからなるデータを使用するアプリケーションを作成するのに役立つでしょう。
新しいバージョンのPostgreSQLはすでにご利用可能ですので、本日から利用できます。アップグレードするためには、SQLダンプを作成し、9.4.1で稼働する新しいインスタンスを起動し、ダンプをリストアする必要があります。
PostgreSQL9.4系に関するすべての機能拡張とバグ修正を確認したい場合は、リリースノートを確認してください。
— Jeff;(日本語訳は江川が担当しました)