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【AWS発表】新サービス Amazon WorkSpaces Application Manager (WAM)

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この1~2か月で私はAmazon WorkSpacesの熱心なユーザーになりました。自宅やオフィス、空港のゲート、ホテルの部屋などからアクセスすることができる一貫したひとつの作業環境をもつことができます。どこにすわっていようと、私は同じアプリケーション、ファイル、ブラウザのタブ、そして受信ボックスにアクセスすることができます。PuTTYセッションをオープンしたままでも環境の切り替えるの手間に時間や気力を費やすことはもうありません。今月のおわりにはゼロクライアントデバイスをオフィスでつかいはじめることを計画しています(くわしくは私のAmazon WorkSpaces Supports PCoIP Zero Clientsの記事をみてください)。

アプリケーション配信をかんたんに

本日、WorkSpacesをもっと便利にするためにあたらしいWorkSpaces Application Manager (WAM)を追加します。この新サービスは集中管理されたデスクトップアプリケーションへのオンデマンドなアクセスを可能にするものです。配信はセキュアで、スケーラブル、そして効率的です。ITマネージャーが作成したカタログからアプリケーションをえらぶと数秒のうちに、経済的なユーザーベースの課金モデルでつかいはじめることができます。

あなたがITマネージャーであれば、WAMをつかうことによりシンプルで効率的な配信モデルをつかってコントールと責任を担保しながらユーザーに商用(ライセンスのある)、オープンソースおよび自前のアプリケーションのコレクションにアクセスさせることができます。また、ユーザー数が数千、数万のWorkSpacesデスクトップにスケールしたとしても従来のアプリケーションのインストール、パッチ管理、そして廃止にかかわる管理コストを削減することができます。

アプリはアプリケーション仮想化テクノロジーをつかってAmazon WorkSpacesにデプロイされ、Amazon WAMがAmazon WorkSpacesによて提供されるリソースをつかって動作する専有コンテナにアプリケーションを安全にカプセル化して隔離することを可能にします。アプリケーション仮想化テクノロジーはWindowsアプリケーションを集中管理された仮想アプリケーションにします。アプリはインストールされることがないため、IT管理者のためのアプリケーションのライフサイクル管理を効率化します。

こちらが2つのことなるAmazon WAMのサブスクリプションレベルです:

  • WAM BasicはAWS Marketplace for Desktop Appsへのアクセスと、限定された管理者のコントロールを提供します。こちらはすべてのAmazon WorkSpacesのユーザーが追加費用なしで利用可能です。
  • WAM Standardではアクセスコントロール、バージョン管理やアップデートなどプロビジョニングとユーザーおよびグループのポリシーへのきめ細かいコントロールを追加しています。

この記事ではふたつのことなる視点からWorkSpaces Application Marketplaceをみていきます:WorkSpacesのユーザーとITマネージャー/WorkSpaces管理者です。

ユーザーの視点

ITマネージャーは特定のアプリを"Required"に指定することができます。このやり方でフラグのついたアプリは自分のWorkSpacesに自動的にデプロイされます。

Amazon WAMのデスクトップアプリは自分のワークスペースで動作しITマネージャーがオプションでインストールを利用可能にしたアプリをブラウズすることができます。All Appsをクリックしてなにが利用できるかみることができます:

利用したいアプリケーションを見つけてインストールをクリックするだけで自分のワークスペースに配信され数秒のうちに利用可能になります。インストールされると、Windowsのスタートメニュー、デスクトップのショートカット、またはAmazon WAMクライアントからアプリケーションを起動できます。Visual Studioを動かそうとしているところです(スクリーンショットからわかるように、ITマネージャーはVisio Standardをrequiredに指定していますのでインストールの必要はありません):

動かすことのできるすべてのアプリケーションを見つけることができます:

ITマネージャーの視点

頭を切り替えてユーザーのためのアプリケーションカタログのメンテナンスを担当するITマネージャーになってみましょう。WAMコンソールをつかって以下のようなタスクを実行できます:

  • アプリケーションカタログの管理
  • ユーザーによるアクセスのコントロール
  • 使用状況のトラック

カタログにはすでに所有しているアプリケーションやAWS Marketplace for Desktop Appsで見つけてWAMコンソールに登録したアプリケーションを任意に組み合わせることができます。

Microsoft Windows 7、Microsoft Windows 8、Microsoft Windows Server 2008 R2、Microsoft Windows Server 2012と互換性のあるあらゆる32bitまたは64bitアプリケーションはWAMをつかってワークスペースに配信できます。

さらにAmazon WAMをつかって自社の業務アプリケーションやすでにライセンスを所有しているアプリケーションを配信することができます。この場合はAmazon WAMのパッケージツールをつかってこれらの手順でアプリケーションを準備します:

  1. パッケージ/キャプチャ - このステップでは正式にはAmazon WAM Admin Studioという必要なパッケージユーティリティを配備したEC2インスタンスを起動します。アプリケーションを必要なやり方でインストールするだけでAdmin Studioはファイルシステム、レジストリ、そして環境へのすべての変更をキャプチャします。そしてアプリケーションパッケージをファイナライズしてWAMにアップロードします。この時点でそれはPendingにマークされます。
  2. 検証 - このステップではペンディングになっているアプリケーションをまっさらなEC2インスタンスにインストールして、Amazon WAM Admin Playerをつかって一般ユーザーのように起動し、期待通り動作するか検証します。すべてうまくいくことに満足したら、パッケージを承認してcompletedにマークします。
  3. 公開 - このステップではアプリケーションパッケージからあたらしいアプリケーションを作成して自分の組織のアプリケーションカタログから利用できるようにします。これらはすべてWAMコンソールからおこないます。

こちらがWAM Admin Studioです:

そしてこちらがWAM Admin Playerです:

さらにAWS Marketplace for Desktop Apps(AWS Marketplaceの新カテゴリ)にあるアプリケーションをサブスクライブして月額課金でつかうことができます。こちらがMarketplaceから自分のカタログにアプリケーションを追加するところです:

サブスクリプションがアクティベートされ組織内のユーザーがはじめてアプリケーションを起動したときに課金が発生し、ユーザーからアプリケーションへのアクセスが削除されるまで毎月更新されますが、はじめの月は課金が案分されます。WorkSpacesコンソールから個別にベンダーと交渉することなくライセンスを自分の組織に購入することができます。すべてのソフトウェア課金は自分の組織のAWS料金のなかにあらわれます。                       

Marketplaceからの利用

以下のカテゴリにおける100以上のアプリケーションとともにAWS Marketplace for Desktop Appsをローンチしました。

  • 経理
  • ビジネスインテリジェンス
  • コラボレーションと生産性
  • CRM
  • ERP
  • GIS
  • イラストレーションとデザイン
  • プログラミングとWeb開発
  • セキュリティ
  • ユーティリティ

より多くのカテゴリとアプリケーションを今後数週間から数か月のうちに追加することを計画しています。AWS Marketplace for Desktop Appsに自社のプロダクトをのせる相談をしたいISVの方は、aws-marketplace-sellers@amazon.comまでメールしてください。

いますぐ利用可能です

WAMはUS East(北バージニア)とUS West(オレゴン)リージョンにあるWorkSpacesで今日から利用することができます。

Jeff(日本語訳:渡邉源太);

 


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