新しいAWSクイックスタートリファレンスを追加しました。この新しい「SAP Business One, version for SAP HANA」ドキュメントでは、エンタープライズリソースプラニングを行うERPソリューションの計画、開発・設定について、どのようにしたら迅速に行えるかの方法を示します。このドキュメントでは、SAPのインメモリ·データベースであるSAP HANAによる構成が書かれています。
このドキュメントは、すでに提供している「SAP HANA on AWS Quick Start」に基づいています。Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)や、Amazon Virtual Private Cloudを利用し、AWS CloudFormationのテンプレートで起動できるように作られています。
CloudFormationテンプレートは、新規ないし既存のVPCですべてのリソースが立ち上がるようになっています:
- パブリックサブネットにNATインスタンスが構築され、インバウンドのSSHアクセスとアウトバンドのインターネットアクセスを実現。
- SAP HANAのメディアをダウンロードするため、パブリックサブネット内に、Microsoft Windows Serverインスタンスを構成し、SAP Business Oneのクライアントインスタンスへのリモートデスクトップ接続を提供。
- セキュリティグループとIAMロール。
- SAP HANAシステムは、HANAのパフォーマンス要求にあうよう設定されたAmazon Elastic Block Store(EBS)でインストール。
- SAP Business One, version for SAP HANAのクライアント環境とサーバ環境。
ドキュメントは、本番環境、開発環境の両方のシナリオに適したEC2インスタンスタイプを選択するのに役立ちます。全体のセットアッププロセスを包括的にステップバイステップでウォークスルーできる内容が含まれています。プロセスでは、SAPメディアをダウンロードしてステージングするために、RDPクライアントを使用して、Windowsのインスタンスにログインする必要があります。
皆さんは、テンプレートを単に起動して空欄を埋め、そして、放っておけば、リソースが作成と設定が行われます。メディアのダウンロードを除いて(この部分はマニュアルになります)、90分程度かかります。
このクイックスタートリファレンスは、本日より利用できるようになっています!
— Jeff; (翻訳:瀧澤与一)