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【AWS発表】AWS Storage GatewayがMicrosft Hyper-Vのサポートを開始

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AWS Storage GatewayMicrosoft Hyper-Vの仮想環境で実行可能になりました。 Storage Gatewayを使うことで、データ処理やバックアップのためにローカルデータをクラウドに移動したり、複数の支店・支社間でデータを共有したり、既存のオンプレミスシステムとクラウドベースの新しい環境のハイブリッドクラウド環境を構築したりすることができるようになります。

本日のHyper-Vのサポートの発表で、Hyper-V、VMware、Amazon EC2の3つの環境でStorage Gatewayをご利用いただけることになります。

Storage Gatewayについて
AWS Storage Gatewayはソフトウェアアプライアンス(オンプレミス環境にインストールする仮想マシンイメージ)とAmazon S3ストレージを結びつけます。 企業間のファイル共有、バックアップ、災害時の復旧と対応といった使用事例をサポートするのにStrage Gatewayを使うことができます。 例えば、全ての本番環境のデータをクラウドにミラーリングするよう設定しておき、ローカルの処理能力の代わりにAmazon EC2インスタンスを使うといったこともできるようになります。

Storage Gatewayのインストール処理の際、1つ以上のストレージボリュームを作成できます。AWS Storage Gatewayは次の2つの設定をサポートしています。

ゲートウェイキャッシュ型ボリューム プライマリデータを Amazon S3 に保管し、頻繁にアクセスするデータをローカルに保持します。1つのボリュームの最大容量は32TBですが、ローカルストレージは少量用意するだけで大丈夫です。ゲートウェイキャッシュ型ボリュームを使用すると、プライマリストレージのコストを大幅に削減でき、ストレージをオンプレミスで拡張する必要性が最小になり、頻繁にアクセスするデータへの低レイテンシーのアクセスを維持できます。 このため、アプリケーションやユーザーに最も適したコストとパフォーマンスのバランスを自身でコントロールすることができるようになります。 物理的に離れたリモートオフィスで利用する場合、直接現地まで足を運び、ハードウェアの変更を行うといったことをする必要なく、ボリュームのサイズを増やすこともできてしまいます。

ゲートウェイ保管型ボリューム データセット全体への低レイテンシーアクセスが必要な場合は、全てのデータをローカルに保管し、そのデータのポイントインタイムスナップショットを非同期に、お好みのタイミングで Amazon S3 にバックアップするようにオンプレミスゲートウェイを設定できます。 こちらのボリュームも最大容量32TBで、同量のボリュームのストレージがローカルに必要です。 ゲートウェイ保管型ボリュームは、災害復旧のための代わりの容量が必要な場合などに、ローカルまたは Amazon EC2 から復元できる、耐久性が高く低コストのオフサイトバックアップを提供します。

Storage Gateway毎に、お好みのタイプとサイズで複数のボリュームを作成することができます。各ボリュームはiSCSIデバイスとして認識され、ローカルのストレージボリュームであるかのように扱えます。

Storage Gateway のご利用事例
Jollibee Foods Corporation (JFC) はローカルのSQL ServerデータベースをAWSにバックアップおよびミラーリングするためにAWS Strage Gatewayをご利用いただいております。 JFCは世界12カ国以上に展開し、20億ドル以上の売上を誇るフィリピン最大のファーストフードチェーンです。 手軽に数TBもあるデータベースのスナップショットをバックアップできるStorage Gatewayの利便性に満足いただいております。 Strage Gatewayは、同じデータベースのスナップショットをAmazon EC2でも使えますので、ローカルでデータベースに障害が発生した場合に、Amazon EC2上に迅速に復元できるという災害対策時のデータプロテクトの役割も果たしています。

初めての方へ
Storage Gatewayを一度もご利用になったことがない場合、60日間の無料トライアルをご利用いただけます。またAWS無料利用枠の適用資格がある場合(AWSアカウント取得から1年未満の場合)、1GBのスナップショット用ストレージと15GBのAWSから外に出ていくデータ転送(全てのAWSサービスを合わせて)を無料でご利用いただけます。

まずはAWS Storage Gateway ユーザーガイドをご覧ください。AWS Strage Gatewayを使いはじめるために必要な情報がすべて揃っております。

堀内康弘 (Facebook, Twitter)

 


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