今回の発表により、2つの重要なアップデートをAmazon RDS for Oracle Databaseに行いました。
- 新しいマイナーバージョン(幾つかの重大なセキュリティ修正を含む)が利用可能に
- 追加のアクセス権限が(このマイナーバージョンを通して)利用可能に
Amazon RDSを用いると、瞬時に設定済みのデータベース(Oracle, MySQL)を従量課金で用いることができます。概要説明については、下記のスライドをご参照ください。
新しいマイナーバージョンが利用可能
Oracle Databaseのバージョン 11.2.0.2.v3 が利用可能になりました。重大なセキュリティ修正を含んでいるため、 Oracleはこのバージョンにすぐにアップグレードすることを推奨しています。
このリリースが重大なセキュリティ修正を含んでいるため、AWSも自動マイナーアップグレードを対象のRDS DBインスタンスに近日中におこなうことを予定しています(そのタイミングについては、RDS Forumを参照ください)。また、いますぐに AWS Management ConsoleのRDSページからアップデートを適用を設定することもできます。"Modify DB Instance"オプションを用いて、新しいDBエンジンのバージョンを選択します。

上記の一番下部の"Apply Immediately"をチェックすることで、この適用をすぐに実行できます。もしくは、このチェック入れなければ、次のメンテナンスウィンドウがきたときに、アップデートが行われることになります。
追加のアクセス権限
お客様から、追加のアクセス権限が利用したいという要望は頂いておりましたので、今回、この新しいマイナーバージョンにおいて(11.2.0.2.v3)、以下のアクセス権限が利用可能であることをお伝えできることを嬉しく思っています。
- DBA、 CONNECT、RESOURCESといたロールを他のユーザーに与える権限とともに、DBMS_CRYPTO、DBMS_ALERT、DBMS_LOCK、DBMS_PIPEを含む、DBMSパッケージの実行権限が利用可能です
- CTXAPP ロールが利用可能であり、他のユーザーに権限を与えることもできます
- システム権限である、RESTRICTED SESSION、GRANT ANY OBJECT PRIVILEGE、が利用可能です
実際にRDSを利用してみたい方は、こちらのスライドをご参照ください!
玉川憲 (@KenTamagawa)